エリア、用途、間取り、アクセス、土地柄・・・
希望は持ってるんだけど、現地でのひらめきを大事にしてる。
ってか、そんなんでいいんだろうか?笑。
週末にまわった物件の中で定期借家の古い物件があってね。
いじり倒しても原状回復の義務が無い。
「躯体さえいじらなかった好きなように改築してもらってかまいませんよ」
ヤリマスヨ、改造しますよ!
物件は造作しやすそうな木造。
DIY魂に火を点ける。
物件をチェックしてまわる。
物件は現状渡しで、前オーナーの残滓が残置していったブラインドの色使いや収納棚のセンスから感じられる。
古さは問題ないね。
収納をあけると、
遺影が寝ていた。
柱には「盗賊~祓」と書かれたお札が打ちつけてあるとです。
それと、バレーボール位の大きさの新聞紙に包まった正体不明の残置物。
しゅん。
DIY魂鎮火。
この物件はそっとしておくべきだ。
「いい感じですね。検討させてもらいますね。」
オレは、不器用しかし実直そうな不動産屋さんに伝えた。
マウンテンバイクのペダルを踏み込んだ。
雨が急に降り出した。
あの物件から雨雲が追いかけて来たよふな。