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2012-08-18

なつやすみ

たまにはバンドの話を。

もうその前提からしておかしいんだが、笑。
どっぷり店作りにハマってる。

EPのカッティングに行ってきたよ。

鶴見の東洋化成。

店舗VESPERAの店作りを始めてから、初めて現場を空けることになる。
無休だったわけだ。無給だし。
唯一の夏休みみたいなもんか?


でね、言ってしまってはナンだが、
作品の「クォリティの為」にはカッティングに立ち会う必要性は無かったよ、笑。
いい仕事してるわ。東洋化成。

でもね、立ち会いに足を運んだ「甲斐」はあったよ。
顕微鏡でカッティングされたばかりのレコードの溝を覗き込む。
音のキューティクルみたいなのがウネウネとしてる。
まるで有機物みたいよのう。
「ひゃ~」だの言ってメンバーが覗き込む。
「見よ、これがオレたちが刻んだ証だぜ。浅薄な信号じゃないぜ!!」

なんて意気ごむほどじゃねぇんだろうけど。



過程をみんなで見る。




東洋化成は鶴見小野という鶴見線の駅にある。
無人改札だ。


1時間に2、3本のペースで3両程の連結車両がポンジュースが死ぬ程似合っていた部活少年らを吸い込んで行く。そして吐き出して行く。とぼとぼしてるけど疲れてない感じ。

都心部の改札の通過マナー、あの強要的なリズミカル加減とは対称的。新宿、渋谷。ギラギラしてるけど疲れてる感じ。憑かれてる感じ。まごついたら舌打ちされるよ。

電車に自転車を持ち込める余裕があったらな、なんて事もついでに思いながら新鮮な空気を吸った。


現場で「新しいお店ですか?ファラフェルってなんですか?」
って質問を受けたりする。
その時にこの曲が流れると非常に気まずくなります。