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2011-09-17

9・11脱原発デモ 不当逮捕


デモ逮捕は見せしめ? 「9・11脱原発」半数以上立件見送り
過剰な規制に憲法違反の声「背景に19日の5万人集会」
 
 
 
 東京・新宿で11日に行われ、参加者1万人(主催者発表)を数えた「9・11原発やめろデモ!!!!].12人もの参加者が逮捕されたが、15日までに7人が釈放された。半数以上が立件を見送られ、「見せしめの不当逮捕だったのでは」と批判の声が上がっている。そもそも、デモ行進は表現の自由を掲げた憲法21条で保障された国民の権利のはずだ。
 「理不尽、との思いが拭えない。脱原発の思いを広く訴えたかっただけなのに…」。悔しさをにじませるのは、デモの主催団体「素人の乱」のメンバーで音楽ライターの二木信さん(30
)だ。二木さんはデモ開始のわずか20分後、東京都公安条例違反の現行犯で警視庁に逮捕された。(中略)二木さんらは「大勢の人にアピールしたい」と新宿駅東口のアルタ前を発着するルートで申請。ところが9日、同西口の中央公園を発着するルートに変更させられた。「(変更を)知らずに参加できなかった人もいる。デモを小さく見せようとの意図があったのでは」当日も警官が車道を進むデモ隊に「早く進め」「幅を狭めろ」と威圧的な口調で指示。「いたずらに刺激しているように見えた。参加者に緊張感が漂った」私服警官は二木さんに、歩道の参加者を車道に入れるよう指示。だがデモ隊は大勢の警官に囲まれており、車道と歩道との出入りができない状態だった。暫らくして、7,8人の私服警官に囲まれ、「検挙する」と告げられた。そのまま車で新宿署に連行された。(中略)「やりかたがひどい」と抗議したら、刑事さんも「確かにやりすぎだった」ともらした。内部でも疑問を感じたひとはいたようだ。」と明かす。
 二木さん以外の11人は、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。(後略)(2011.0916。東京新聞より抜粋)