2013年も残すところ48時間を切った12月30日。
ドラムの叩き納めの日。
VESPERAではなくSTEALWINGのリハでね。
叩きに叩きまくって飲んで呑みまくって2014年の新装オープンを迎える予定だった。
いい年を迎えるんだ。
48時間あれば人は変われる。
かも。
って話。
かも。
って話。
最後の48時間、オレは早朝からの仕事を終え帰宅。
そして眠気と戦いながら間延びしたてれ子録りのトラックをリハ前に確認していた。
するとメンバーより着信あり。
オレ、スタジオの時間を間違えてました、泣。
着信時、すでにスタジオ開始時刻から1時間が過ぎようとしていたのだった。
オレは家を飛び出し中野に向かってペダルを踏み込んだ。
感覚的にはベタ踏み。
新井薬師の商店街を鬼気迫る表情でキープレフト。
反対車線を走ってくる無法者の対抗車両がオレを避けていく。
今日は絶対に譲歩しない。
地下のスタジオへ降りる階段のステップを踏み外しそうになりながら、店内に雪崩れ込んだ。
「18時からのオカモトです。」
「104号室ですね。あっ、もう・・・られてます。」
「ごめんなサーイ!」
104号室のスタジオの扉を開け放った。
104号室は藻抜けのカラ。
???
オレは受付に戻り尋ねた。
「あの、104号室に誰もいないんですけど?18時から予約のオカモトですけど部屋は104号室で合っています?」
「あっ、もう帰られてます。」
へ?
次の瞬間、
中ジョッキ片手のご機嫌なメンバーの顔がよぎった。
メンバーに電話をかける、
騒がしい酔い客のBGMと共に
「いま泪箸にいるよ、料理が出そろってからスタジオに戻るわw 待ってて。」
的中、笑。
スタジオロビーでメンバーを待つ。
寝落ち。
その後、メンバーと合流、リハをする事なく中野の飲屋街へ吸い込まれていった。
ドラムを叩き損ねた。
汗を吸い込むはずだったタオルはカラカラで、出番なくしたドラムスティックはそのままで。
2013年を不完全燃焼で終えた、笑
48時間といえば!
タイムリミット48時間/使えるお金は僅か1万ドル
そんな厳しい条件でダメレストランを再生させる米のガチンコ「的」TVショウ
「Restaurant impossible」がオレ的に熱い。
48時間で人は変われるって事にチャレンジする番組だ。
Robert Irvineという無駄にマッチョなシェフのキャラが最高に立ってるのだ。
この彼、
ダメレストランの料理を試食、吐き出し酷評、店内の装飾を引き剝がし、壁を大ハンマーで打ち壊し・・・
ダメレストランのオーナーのプライドを粉砕する事から始まり、リノベーションして再生させるって番組。
取り上げられるレストランのダメっぷり、再生へ向かう盛り上がりぶりがハリウッド的な大味でダイナミック。
オーバーアクションがね最高なの。
オレ的にはたまらないの。
調べてみると、
殆どの店が経営悪化、ってか元のダメ経営に戻ってしまいTV放映後に潰れてる(><)
やっぱり、人は48時間くらいの付け焼き刃じゃ変われないってことですかね。
締まらない締めになってもうた、笑。