さくっ
びちゃ
さくさく
また、
さくっ
ってね。
早朝5時、墓場に沿って歩く。
この時間だと
まだあまりならされてない道はてんで雪道。
歩く。
また歩く。
それでもいくらかの踏み込まれた先ゆく人の足跡が。
そいつらをトレースしながら注意深く歩く。
ずっと足下を見ながら歩く。
歩を進めるばかりで、
顔を上げる事を忘れる。
その間、まあたらしい景色を見逃す。
一息ついて顔を上げ、辺りを見回し、
そこではじめて息をのむ。
足跡の無い未踏のまっさらな雪のグラウンドに初めての足を突っ込みたくなる悪戯心。
脱線。
もしくは無茶ダイブ。
くくくくく。
持ち続けていたいぜ。
音楽もこんな調子。
えぇ、人生もかくありなん。
スゴいバンド名だな。
おまけにゲロとスプリット